ひな祭り

００、ひな祭りネタ小話。
アレティエ……とオマケで刹那とライル。
本編と繋がっているような繋がっていないような感じでライルの扱いがちょっとかわいそうなので、ご注意をば。
……いや、誕生日おめでとう、ライル。うん。

「これは何だ？」
「ひなあられ、だって。可愛いでしょう？」
「ふむ……」
「……って、ちょっティエリアっ、何で投げる体勢に入ってるのっ！！」
「投げるのではない。撒くんだ」
「ひなあられは普通撒くものじゃないよっ！？」
「先月、豆は撒いた」
「豆……？？　……と、とにかく、ひなあられは撒かないよ！　投げないし！　食べるんだよ！」
「そうなのか？　…………ちっ」
「（今ちって言った、ちって言った……！？　しかも僕に向かって撒こうとしていたよ……？）もう……ほら、口あけて？」
「自分で食べられる」
「そう？　でも、僕が食べさせてあげたいんだ」
「……ばかものが」
「うん、そうだねっ」



「……なあ、刹那。一つ訊きたいんだが」
「何だ、ライル・ディランディ？」
「今日って、俺の誕生日じゃね？」
「そうらしいな」
「何で、そんな日まで、あいつらのがメインなわけ？　普通に俺忘れてイチャこいてるわけ？」
「ぐだぐだ言うな。情けないぞ三十路男」
「……手前、なあ……っ」
「もっとも、年と中身が伴っているかは分からないがな」
「……根にもってやがるな……」
「気のせいだろう」（しれっ）

（ちゃんちゃん）