だらだら日記
基本的に結構カオスなつれづれ日記。同人耐性のない方はご遠慮ください。
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しあわせに
アレティエかつ7話のアレマリを踏まえた上でのアレ←ティエSSです。
とりあえず、自分の気持ちに整理を付けたくて、書いておきます。
甘い話ではありません。アレティエ的救いもないと思います。
でも、アレティエをやめるつもりは今の所ありません。
自分の中のもやもやを、吐き出すために書いておきます。
アレマリを否定したいわけではなく、ましてアレルヤやマリーをけなしたいわけではありません。
ただ、アレティエラーの私としては、ティエリアびいきにはなっていると思います。
マリーに嫉妬している所もあるとは思います……。
そんな感じでおセンチな話です。
以上。心の広い方はつづきへどうぞ。
とりあえず、自分の気持ちに整理を付けたくて、書いておきます。
甘い話ではありません。アレティエ的救いもないと思います。
でも、アレティエをやめるつもりは今の所ありません。
自分の中のもやもやを、吐き出すために書いておきます。
アレマリを否定したいわけではなく、ましてアレルヤやマリーをけなしたいわけではありません。
ただ、アレティエラーの私としては、ティエリアびいきにはなっていると思います。
マリーに嫉妬している所もあるとは思います……。
そんな感じでおセンチな話です。
以上。心の広い方はつづきへどうぞ。
※アレティエはそういう関係(……)にあったという前提です。
行方知れずになっていたアリオスは、ケルディムに発見されてプトレマイオスに帰艦した。
その際、アリオスのマイスターであるアレルヤ・ハプティズムは、一人の女性を伴っていた。
彼女の名は、マリー・パーファシー。以前はソーマ・ピーリスとして人革連、そして国連軍、アロウズに所属し、ソレスタルビーイングと何度も刃を交えた相手。
けれど今の彼女は、そんな戦いの気配すら感じられない優しい表情で、アレルヤと、睦まじく肩を並べてプトレマイオスへやって来た。
アレルヤからの事情を聞いたクルーは皆、彼女を受け入れることに快く同意した。
そんな様子を少し離れた所で見ていたティエリアは、そっと、その場から離れて行った。
並び立つ二人。男と女。完全なる対の存在。クルーにからかいの言葉をかけられて、揃って頬を赤らめていた似合いの二人。
これまでの自分達の関係が、どれだけ不恰好なものであったかがよく分かった。
笑み合う二人、『ロックオン・ストラトス』とハロからは、彼らが唇を重ねる場面を目撃した、との報告も得ている。
……これで、よいのだ。
アレルヤが発見されたあの時、己の前に現れてすぐに姿を消した「同じ存在」の言葉が脳裏を掠める。
己の存在自体がとても不自然なものであるということを告げてきた、自分と同じ顔。
人間として、完全を求めるあまり不自然な存在であるティエリア・アーデは、元よりアレルヤ・ハプティズムには要らないものだったのだろう。
彼は、ティエリアが存在するより前から、彼女のことを大切に思っていたのだから。
それに、彼女のような守るべき存在が傍にいれば、きっとアレルヤ・ハプティズムの弱点であった精神的な弱さも安定することだろう。
より、マイスターとして相応しい存在に近付く。
それは、とても、喜ばしいことだ。
何より、彼が。
とても嬉しそうに笑っていたのだから。
そうして心の整理をつけて、自分の部屋へ足を踏み入れようとした所に、アレルヤの声がした。
振り返る。ティエリアを追って来たのだろうか、心配そうな瞳の彼がそこに立っていた。
「ティエリア、どうしたの……?」
「……彼女と一緒にいなくていいのか?」
「え」
「ようやくの再会だろう。離れていた時を埋めるために共にあるべきではないのか?」
「ティエリア、でも、僕は君のことが気になって……」
眉尻を下げて不安そうに言う彼に、ふ、とティエリアは笑った。この男はどれだけ、僕を心配することが習い性になってしまっているんだか。
何度も唇を、肌を重ねて、互いを気にかけ――けれどそれは、ままごとじみたことだったのだ。
本当の恋も、愛も、知らない二人だったからこその。
その笑顔に何かを感じ取ったアレルヤは、ティエリアの肩に触れようとして。
それは、その直前に止められた。
「……もう、いいだろう。こんな慰めも」
「え」
「求める相手が違うだろう? ……彼女の元に、戻れ、アレルヤ……ハプティズム」
「……ティエリア」
「僕の部屋のコードも、君の知るものから変える。君にはもう、僕の部屋に来る必要はないだろうから」
何故か、捨てられた子犬のような惑う目をしたアレルヤに、安心させるようにティエリアは微笑んで見せた。
ティエリアとしては最上級の、笑顔で、
「しあわせに」
――それは何て空々しい言葉。
ドアを閉めて、ロックをかけて、苦い思いを噛み締める。
ああ、でも本当なんだ。君に幸せにあって欲しいという願いは。
だのに、こんなに胸が痛いのは。
どうしてなのだろう。
(つづくかどうかはわからない話です)
(相変わらずおセンチ野郎ですみませんすみませんすみませんっていう気分ですが、書いておきたかった……)
(でも大分気分も落ち着いたので、次は明るい話もばっちこいで書けそうです)
行方知れずになっていたアリオスは、ケルディムに発見されてプトレマイオスに帰艦した。
その際、アリオスのマイスターであるアレルヤ・ハプティズムは、一人の女性を伴っていた。
彼女の名は、マリー・パーファシー。以前はソーマ・ピーリスとして人革連、そして国連軍、アロウズに所属し、ソレスタルビーイングと何度も刃を交えた相手。
けれど今の彼女は、そんな戦いの気配すら感じられない優しい表情で、アレルヤと、睦まじく肩を並べてプトレマイオスへやって来た。
アレルヤからの事情を聞いたクルーは皆、彼女を受け入れることに快く同意した。
そんな様子を少し離れた所で見ていたティエリアは、そっと、その場から離れて行った。
並び立つ二人。男と女。完全なる対の存在。クルーにからかいの言葉をかけられて、揃って頬を赤らめていた似合いの二人。
これまでの自分達の関係が、どれだけ不恰好なものであったかがよく分かった。
笑み合う二人、『ロックオン・ストラトス』とハロからは、彼らが唇を重ねる場面を目撃した、との報告も得ている。
……これで、よいのだ。
アレルヤが発見されたあの時、己の前に現れてすぐに姿を消した「同じ存在」の言葉が脳裏を掠める。
己の存在自体がとても不自然なものであるということを告げてきた、自分と同じ顔。
人間として、完全を求めるあまり不自然な存在であるティエリア・アーデは、元よりアレルヤ・ハプティズムには要らないものだったのだろう。
彼は、ティエリアが存在するより前から、彼女のことを大切に思っていたのだから。
それに、彼女のような守るべき存在が傍にいれば、きっとアレルヤ・ハプティズムの弱点であった精神的な弱さも安定することだろう。
より、マイスターとして相応しい存在に近付く。
それは、とても、喜ばしいことだ。
何より、彼が。
とても嬉しそうに笑っていたのだから。
そうして心の整理をつけて、自分の部屋へ足を踏み入れようとした所に、アレルヤの声がした。
振り返る。ティエリアを追って来たのだろうか、心配そうな瞳の彼がそこに立っていた。
「ティエリア、どうしたの……?」
「……彼女と一緒にいなくていいのか?」
「え」
「ようやくの再会だろう。離れていた時を埋めるために共にあるべきではないのか?」
「ティエリア、でも、僕は君のことが気になって……」
眉尻を下げて不安そうに言う彼に、ふ、とティエリアは笑った。この男はどれだけ、僕を心配することが習い性になってしまっているんだか。
何度も唇を、肌を重ねて、互いを気にかけ――けれどそれは、ままごとじみたことだったのだ。
本当の恋も、愛も、知らない二人だったからこその。
その笑顔に何かを感じ取ったアレルヤは、ティエリアの肩に触れようとして。
それは、その直前に止められた。
「……もう、いいだろう。こんな慰めも」
「え」
「求める相手が違うだろう? ……彼女の元に、戻れ、アレルヤ……ハプティズム」
「……ティエリア」
「僕の部屋のコードも、君の知るものから変える。君にはもう、僕の部屋に来る必要はないだろうから」
何故か、捨てられた子犬のような惑う目をしたアレルヤに、安心させるようにティエリアは微笑んで見せた。
ティエリアとしては最上級の、笑顔で、
「しあわせに」
――それは何て空々しい言葉。
ドアを閉めて、ロックをかけて、苦い思いを噛み締める。
ああ、でも本当なんだ。君に幸せにあって欲しいという願いは。
だのに、こんなに胸が痛いのは。
どうしてなのだろう。
(つづくかどうかはわからない話です)
(相変わらずおセンチ野郎ですみませんすみませんすみませんっていう気分ですが、書いておきたかった……)
(でも大分気分も落ち着いたので、次は明るい話もばっちこいで書けそうです)
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