だらだら日記
基本的に結構カオスなつれづれ日記。同人耐性のない方はご遠慮ください。
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幻水小話。
ええと……一応、うち、幻水サイトでもあるんですね! 最近影が薄いんですけど。
というか、元々坊ルクサイトであるわけだったんですね!
ということで久しぶりに坊ルク小話。×じゃなくて&かもだけど!
1時軸のようです。
カテゴリにないのでとりあえず普通の日記と一緒にしちゃいます。
ちょっと今の気分こんな感じだったんです。走り書き。
この二人はアレティエより書きやすいっていうかアレティエが実は一番書き辛い。
幻水はね、ね、本当にお勧めゲームなんだよ!
ちょっとでも興味を持っていただけるなら、自分的には1と2を順番にやってみて欲しいな!
片方20時間位でクリアできるよ! 初心者でもオッケーだよ!
私自力でクリアした最初のゲームはサクラ大戦で、次が幻水でした……(どうでもいい過去話)。
坊ちゃんかっこいいしルック可愛いんだよ! おかっぱ生意気美少年魔法使いだよ!
他にも様々なタイプのキャラを取り揃えてるし、何と言っても話がいいよ!
……すみません。一ファンとしてちょっと回し者みたいなことをしてしまいました(笑)
というか、元々坊ルクサイトであるわけだったんですね!
ということで久しぶりに坊ルク小話。×じゃなくて&かもだけど!
1時軸のようです。
カテゴリにないのでとりあえず普通の日記と一緒にしちゃいます。
ちょっと今の気分こんな感じだったんです。走り書き。
この二人はアレティエより書きやすいっていうかアレティエが実は一番書き辛い。
幻水はね、ね、本当にお勧めゲームなんだよ!
ちょっとでも興味を持っていただけるなら、自分的には1と2を順番にやってみて欲しいな!
片方20時間位でクリアできるよ! 初心者でもオッケーだよ!
私自力でクリアした最初のゲームはサクラ大戦で、次が幻水でした……(どうでもいい過去話)。
坊ちゃんかっこいいしルック可愛いんだよ! おかっぱ生意気美少年魔法使いだよ!
他にも様々なタイプのキャラを取り揃えてるし、何と言っても話がいいよ!
……すみません。一ファンとしてちょっと回し者みたいなことをしてしまいました(笑)
聞こえない話。
「なあ、ルック」
「……何」
「これから、戯言を吐くぞ?」
「どうぞ、ご自由に」
どうせ僕は聞く気はないからね。
隣に座り込んだ少年はそう言いながら、ずっと膝の上の分厚い本に目を落としたままだった。
そんな彼らしい様子に、はは、と乾いた笑いを吐き出して、シオンは空を見た。雲ひとつない、青空だった。
「何で俺の手はこんなに小さいんだろうな」
どうでもいいような振りをして吐き出された言葉。それには思ってなかった答えが返ってきた。
「子供だからじゃないの」
「お前、聞いてないんじゃなかったのか?」
「こんな近くで喋っておいて、聞こえないと思う方がおかしいよ」
「お前なあ……」
しらっと屁理屈をこねてみせながら、少し気になって、ルックは顔を上げてみた。
そこでは、呆れたように笑おうとした彼の顔が今にも泣きそうに見えて、ルックはそっと目を逸らした。
「……手ならば僕の方が小さいし。それでも僕はそれを嫌だと思わないよ。だって、これが僕なんだから。仕方がないじゃない」
だから。
「身の程に合わない剣を操ろうとするよりも、今の自分の身の丈に合った得物でも振り回して、それで相手を翻弄していた方が、あんたらしいんじゃないの。それが不満ならば」
「もっと強くなろうと足掻くべき、ってか」
「うだうだ考えるよりは生産的だね」
さっと言い捨てるとルックは再び本を読み始めた。そのあっさりした態度にシオンが浮かべたのは、吹っ切れた笑みだった。
「成る程な。お前の魔法が超人レベルなのも、体力がミジンコ並なのも、全部お前が選んできたことってことか」
「ちょっと引っかかるけど。そういうことだね」
「……というか、本当に体力はつけておけよ」
「押し付けがましい」
「軍主命令、だ」
「……言ったよね」
「何を?」
「僕、あんたの話を聞く気はないって」
「……全く。本当にお前は」
「聞こえてないからね」
「……そういうとこ。好きだよ」
「――っ!」
聞こえてきた言葉にルックはばっと顔を上げたけれど、彼の姿はすでにその場から去ってしまっていた。
「……全く。調子乗りすぎ」
呆れたように言って、ルックは本に目を落とした。
心地良い文字の列が、心に宿ったおかしな温みを冷ましてくれるのを待ちながら。
「なあ、ルック」
「……何」
「これから、戯言を吐くぞ?」
「どうぞ、ご自由に」
どうせ僕は聞く気はないからね。
隣に座り込んだ少年はそう言いながら、ずっと膝の上の分厚い本に目を落としたままだった。
そんな彼らしい様子に、はは、と乾いた笑いを吐き出して、シオンは空を見た。雲ひとつない、青空だった。
「何で俺の手はこんなに小さいんだろうな」
どうでもいいような振りをして吐き出された言葉。それには思ってなかった答えが返ってきた。
「子供だからじゃないの」
「お前、聞いてないんじゃなかったのか?」
「こんな近くで喋っておいて、聞こえないと思う方がおかしいよ」
「お前なあ……」
しらっと屁理屈をこねてみせながら、少し気になって、ルックは顔を上げてみた。
そこでは、呆れたように笑おうとした彼の顔が今にも泣きそうに見えて、ルックはそっと目を逸らした。
「……手ならば僕の方が小さいし。それでも僕はそれを嫌だと思わないよ。だって、これが僕なんだから。仕方がないじゃない」
だから。
「身の程に合わない剣を操ろうとするよりも、今の自分の身の丈に合った得物でも振り回して、それで相手を翻弄していた方が、あんたらしいんじゃないの。それが不満ならば」
「もっと強くなろうと足掻くべき、ってか」
「うだうだ考えるよりは生産的だね」
さっと言い捨てるとルックは再び本を読み始めた。そのあっさりした態度にシオンが浮かべたのは、吹っ切れた笑みだった。
「成る程な。お前の魔法が超人レベルなのも、体力がミジンコ並なのも、全部お前が選んできたことってことか」
「ちょっと引っかかるけど。そういうことだね」
「……というか、本当に体力はつけておけよ」
「押し付けがましい」
「軍主命令、だ」
「……言ったよね」
「何を?」
「僕、あんたの話を聞く気はないって」
「……全く。本当にお前は」
「聞こえてないからね」
「……そういうとこ。好きだよ」
「――っ!」
聞こえてきた言葉にルックはばっと顔を上げたけれど、彼の姿はすでにその場から去ってしまっていた。
「……全く。調子乗りすぎ」
呆れたように言って、ルックは本に目を落とした。
心地良い文字の列が、心に宿ったおかしな温みを冷ましてくれるのを待ちながら。
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