だらだら日記
基本的に結構カオスなつれづれ日記。同人耐性のない方はご遠慮ください。
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少年と青年
たまには、これまであまり書いたことのない組み合わせで話を書いてみようと思いました。
そんなわけで、今回はアレルヤと刹那です。いつの話かは不明ですが初期っぽい?
……ティエリアが全く関係してない話書くの、そういえば初めてです。
そんなわけで、今回はアレルヤと刹那です。いつの話かは不明ですが初期っぽい?
……ティエリアが全く関係してない話書くの、そういえば初めてです。
迷わぬ少年、迷う青年
「刹那は本当にガンダムが好きなんだね」
コンテナの待機室、整備中のガンダムをガラス越しに熱心に見つめている刹那を見て、アレルヤは苦笑してそう言った。
刹那はアレルヤの方に顔を向けると、何を今更、と言った顔で、
「……ああ。好きだ」
少年は、疑うこともない真実を強い思いと共に口に出した。
その強さを、アレルヤは少し羨ましい、と思った。
それを見抜いてのことかは分からないけれど、刹那は続けてこう尋ね返してきた。
「アレルヤは、ガンダムが嫌いか?」
思ってもなかった彼からの質問にアレルヤは戸惑った。
自分と運命を共にする機体を嫌うわけはない。
けれど、刹那のように純粋に好きだと口にすることもできなかった。
「嫌いじゃないよ。……ただ、少し怖い、かな」
ガンダムは大きな力。大き過ぎる力。――容易に、人を、殺すことの出来る力。
それをコントロールする、ミスは許されない、それは心地良い、などと言っていられないプレッシャーだ。
刹那の真っ直ぐな瞳は、無垢が故なのだろうか、無知だからなのだろうか――それとも全ての咎を抱えることを覚悟しているのだろうか。
心の内を窺えないいつもの無表情で、刹那は頷いた。
「そうか」
「軽蔑するかい?」
「いいや。それでもお前は戦いを止めないのだろう。ならば共に戦うだけだ」
「……そうだね」
しかし淡々とそう言った後、刹那は少し眉根を寄せた。
「……ただ」
「?」
「優しい人間は、自分の周りに死を呼び寄せやすい。お前は、そうなるな」
そう言った刹那の顔は、いつもの年不相応な無表情ではなく。
年齢相応の少年の、心配顔で。
彼の口からそんな言葉が出てくるとは思わなかったアレルヤは驚いた。
「刹那……」
「もしも、お前が死んだら。俺は悲しいと思う」
心配顔でそれだけ言うと、刹那はまたガンダムの方へ向き直った。
真っ直ぐな、真っ直ぐな少年の目で。
きっともう、アレルヤのことなど意識の外。
「……ありがとう、刹那」
そんな彼に一言残して、アレルヤも自分のガンダムの元へ移動した。
自分の、御するべき力の元へ。
(アレルヤと刹那の組み合わせって何だかほのぼのする気がする。平和な気がする)
(お互い独特のテンポを持っているけど、押し付けあわず、偶然かみ合ったときにちょっと仲良しな感じになるような)
(何ていうのかなあ……茶飲み友達?(違))
(ロックオンだと色々のらりくらりと誤魔化したり、ティエリアだと主義主張バトルになるようなところが、アレルヤと刹那だと「……」「……」「……そうか」みたいになるような、そんなイメージです!←分からん! 自分でも混乱してる!)
(とりあえず、刹那はアレルヤより迷いなくて、ティエリアよりも普通の感情を解するような、そんな感じで)
(基本的にはガンダムだけど、それは仲間のことを信頼しているからで、仲間のことも大切なんだよーって感じで!)
「刹那は本当にガンダムが好きなんだね」
コンテナの待機室、整備中のガンダムをガラス越しに熱心に見つめている刹那を見て、アレルヤは苦笑してそう言った。
刹那はアレルヤの方に顔を向けると、何を今更、と言った顔で、
「……ああ。好きだ」
少年は、疑うこともない真実を強い思いと共に口に出した。
その強さを、アレルヤは少し羨ましい、と思った。
それを見抜いてのことかは分からないけれど、刹那は続けてこう尋ね返してきた。
「アレルヤは、ガンダムが嫌いか?」
思ってもなかった彼からの質問にアレルヤは戸惑った。
自分と運命を共にする機体を嫌うわけはない。
けれど、刹那のように純粋に好きだと口にすることもできなかった。
「嫌いじゃないよ。……ただ、少し怖い、かな」
ガンダムは大きな力。大き過ぎる力。――容易に、人を、殺すことの出来る力。
それをコントロールする、ミスは許されない、それは心地良い、などと言っていられないプレッシャーだ。
刹那の真っ直ぐな瞳は、無垢が故なのだろうか、無知だからなのだろうか――それとも全ての咎を抱えることを覚悟しているのだろうか。
心の内を窺えないいつもの無表情で、刹那は頷いた。
「そうか」
「軽蔑するかい?」
「いいや。それでもお前は戦いを止めないのだろう。ならば共に戦うだけだ」
「……そうだね」
しかし淡々とそう言った後、刹那は少し眉根を寄せた。
「……ただ」
「?」
「優しい人間は、自分の周りに死を呼び寄せやすい。お前は、そうなるな」
そう言った刹那の顔は、いつもの年不相応な無表情ではなく。
年齢相応の少年の、心配顔で。
彼の口からそんな言葉が出てくるとは思わなかったアレルヤは驚いた。
「刹那……」
「もしも、お前が死んだら。俺は悲しいと思う」
心配顔でそれだけ言うと、刹那はまたガンダムの方へ向き直った。
真っ直ぐな、真っ直ぐな少年の目で。
きっともう、アレルヤのことなど意識の外。
「……ありがとう、刹那」
そんな彼に一言残して、アレルヤも自分のガンダムの元へ移動した。
自分の、御するべき力の元へ。
(アレルヤと刹那の組み合わせって何だかほのぼのする気がする。平和な気がする)
(お互い独特のテンポを持っているけど、押し付けあわず、偶然かみ合ったときにちょっと仲良しな感じになるような)
(何ていうのかなあ……茶飲み友達?(違))
(ロックオンだと色々のらりくらりと誤魔化したり、ティエリアだと主義主張バトルになるようなところが、アレルヤと刹那だと「……」「……」「……そうか」みたいになるような、そんなイメージです!←分からん! 自分でも混乱してる!)
(とりあえず、刹那はアレルヤより迷いなくて、ティエリアよりも普通の感情を解するような、そんな感じで)
(基本的にはガンダムだけど、それは仲間のことを信頼しているからで、仲間のことも大切なんだよーって感じで!)
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