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だらだら日記

基本的に結構カオスなつれづれ日記。同人耐性のない方はご遠慮ください。

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僕が君に触れるまでの距離。2

数日前に思いつきで出来た話の続きです。
この前のを書きながら自分で、触れてないじゃんかよ、このままじゃ題名と微妙にあってないじゃんかよ、と気になっていたので続いてしまいました……。しかもまだ続きます……。
相変わらずアレルヤがぐだぐだ考えているアレ→ティエです。
ぐだぐだ考えさせるの、時々楽しい。
書きたいものを書きたいように書き出しているだけの話ですー。


   僕が君に触れるまでの距離。2

「ティエリア」

勇気を振り絞って名前を呼んだ僕に、君はふわり髪をなびかせながら(ティエリアの髪は彼の気質と合ったかのように真っ直ぐでとても綺麗だ)振り返った。
それは普通の動作だったけれど、緊張している僕にはそれがとてつもなくゆっくりに感じられた。
君が今どんな表情を浮かべているのか、睨みつけられたりしたらどうしよう。綺麗な人はどんな顔でも綺麗なんだけれど、問題はそういうことではなくて、僕が君を不快にさせてしまったという事実は僕に結構なダメージを与えるということなんだ。
ああハレルヤ! やっぱりあのまま部屋の戻っておいた方が良かったんじゃないかな!
勇気を振り絞った割りにあっさり後悔し始めた僕をハレルヤは(ばっかじゃねえの!)と嘲笑い、そんな間にも君の瞳が真っ直ぐに僕に向けられてきていた。

「何の用だ、アレルヤ・ハプティズム」

予想通りの台詞、無感情な声。
……よかった、不機嫌ではないみたい。
ティエリアの機嫌はたいてい、普通か、不機嫌か、すごく機嫌が悪いかのどれかで、機嫌がいいティエリアは稀だったりする。
なので、不機嫌ではないというだけで僕はほっと胸を撫で下ろした。

「今日のシミュレーションなんだけどね……」

安心は舌をほぐしてくれて、僕は用意していた話題を上手く話し出すことが出来た。
僕の言葉に耳を傾けて、時々頷いたり、何か言いたげにしたり、そんな風に反応を返してくれるのが嬉しい。
真っ直ぐに向けられる視線は純粋すぎて痛いけれど、それすらも気にならない位に僕は舞い上がっていた。
最近気付いたんだけど、好きな人と話すだけでこんなに嬉しいなんて、僕は自分で思っていたよりも単純だったらしい。
けれど、その時間も長くは続かなかった。

「お、お前ら何話してるんだ?」

僕でも君でもない第三者の明るい声が投げかけられた。
そこにはロックオンが、ハロを抱えて刹那を連れて、無邪気そうに笑っていた。

(まだ触れてません……すみません、つづく)

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