忍者ブログ

だらだら日記

基本的に結構カオスなつれづれ日記。同人耐性のない方はご遠慮ください。

[122]  [121]  [120]  [119]  [118]  [117]  [116]  [115]  [114]  [113]  [112

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

触れる。

とりあえずの書きたい欲=ティエリア話。
書いてみます。

先週から頭の中に燻ぶっている話の欠片。本当は絵で見たい。
アレ←ティエな感じでアレティエ。
と、ちょっとだけティエリアについて語り(というか妄想)。



   触れる。

長椅子に身を横たえて、アレルヤが寝息を立てていた。
部屋には他に誰もいない。
ただ、入室してきたティエリアをのぞいては。
ティエリアは、そっと彼の傍に歩み寄った。
穏やかな寝顔を、無表情に見下ろす。

顔の片側を隠す、長い前髪。
黙っていれば鋭さを感じさせる顔立ち。

すっと手を伸ばして、それを辿る。

広い肩幅。
厚い、胸板。

――どれも、自分の持ち得ないもの。

だのに、その身体に宿るこころは、何と弱く脆いものなのだろうか?

恵まれた身体、恵まれた素質――それにそぐわない優しい心。
不完全な人間。
何て、もどかしい。

触れた、胸は固く、熱は、熱く。
確かに感じる鼓動。
……ああ、でも何なのだろうな。
もどかしいと、苛立ちを感じる自分の他に。
この温もりに、ほっとしてしまう自分がいるのは。
これが、動かなくなる時が来るのを、厭ってしまうこの気持ちは。

「……どうしたの、ティエリア?」

心配した声をかけられて、ティエリアは無表情を揺らした。
本当は、随分前から目を覚ましていたアレルヤは、優しい目をしてティエリアを見ている。
ティエリアは、彼から離れようとして。
けれど、ふと気を変えて、逆に近付いた。
心臓の上で止めていた手を、肩から、腕にかけて、確かめるように動かすと、その下の身体が軽く身動ぎした。

「……くすぐったいよ?」
「……黙っていろ」

逞しい腕、大きな、てのひら。
触れれば触れるほど、心の中は引き裂かれていった。
完全を求める自分と、もう一つの自分――ただ傍にある優しい温もりを求める、弱い自分に。

かすかに歪んだ、顔が、泣きそうに見えて。
アレルヤは、ティエリアの頬に、手を伸ばした。
引き寄せて、軽い口づけ。
それを甘受しながら――近く温もりを感じながら、ティエリアは目を伏せた。

自分がこうあれたらと願うほど。
優れた身体、素質――けれどきっと。

この中に宿る心は、自分のようでなくてよかったのだと。

――弱い私は、そう思うのだ。

   * * *

ちょっとだけこの話に関してのティエリア語り。

ぼけーっとこの前買った00の本を見ていました。
マイスターたちの説明を読みながら、そうだよなーアレルヤいい体つきしてるよなーティエは華奢そうだよなーと思い。
そこから、ティエリアはアレルヤにコンプレックスを抱いていてもおかしくないんじゃないか? と思いました。

アレルヤは前述の通りいい体つきをしています。
戦闘でもキュリオスは変形するし、技量が高くないと乗りこなせないんじゃないかと思います。

それに対して、ティエリアは細っこい体つきです。
あのだぼっとしたカーディガンは体つき誤魔化すためじゃないかと思います。
ヴァーチェも、機体の特徴は、防御力が高い鈍重(そう)な機体で、重火力、です。
戦闘方法も、群がってきた敵にえいやっと一撃ぶっぱなせば大抵はオッケーです(ソーマみたいな敵じゃなければ)。
この機体、初見からティエリアのイメージと真逆だなーと思っていたのですが、真逆で正しいのかもしれません。
もしかしたら、ティエ自身の戦闘能力というものは低く、それを補うための防御力が高く、火力の強い機体なのかもしれません。
(ナドレの存在も、機密、というのと同時に高性能すぎてティエに使いこなしきれないんじゃないかと勝手に推測)
(でも、ティエはナドレのマイスターに選ばれたからナドレと切っても切り離せない=ナドレの外部に重装甲を加えてヴァーチェにしている、のではないか)
(本当に憶測ですが)

ティエは、完璧主義者だと思います。
自分が身体能力で優れていなくても、それを受け入れてその上でできることをする子だと思います。
でも、アレルヤは、身体能力に優れていながらも、人との争いを嫌がります。
そんなアレルヤを見て、もやもやした気持ちを抱えていてもおかしくないんじゃないかと思うのです。
自分の理想の身体、けれど惰弱な精神。
だからこそ、何度も「ガンダムマイスターに向いていない」と言いながらも、それでも11話で過去を振り切ろうとするアレルヤ=理想に近付くアレルヤには「それでこそガンダムマイスターだ」と言った。

そんな感じのことを、ここ一週間くらいもやもや考えていました。
あくまで、現時点での勝手な推測ですので、あとで違っていたら笑ってください、な感じですが。

ちなみに、上の話では、ティエはハレルヤのことを知らない感じかなーと思います。
ちゅーは入れようか迷ったんですが、入れたかったから入れました(おい)。
両想いかどうかも決めていません。
むしろ片想い同士でもいいかもしれません。

あと、ティエリアは女の子でも男の子でもどっちでなくてもばっちこいの体勢がこちらには整っています。
新年明けて、続きが楽しみです。
PR

この記事にコメントする

お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字

この記事へのトラックバック

この記事にトラックバックする:

今年最後の日記。 HOME

カレンダー

01 2025/02 03
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28

フリーエリア

最新コメント

最新トラックバック

プロフィール

HN:
しゃしゃ
性別:
非公開

バーコード

ブログ内検索

最古記事

(09/30)
(10/01)
(10/01)
(10/02)
(10/03)

アクセス解析

忍者ブログ [PR]
Template by repe