だらだら日記
基本的に結構カオスなつれづれ日記。同人耐性のない方はご遠慮ください。
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無題
そんな話。というか散文です。
一期~二期の間。
アレティエは欠片もありませんすみません。
そこでは、今はいないあの人が、あの頃と同じ様に笑っていた。
オレンジ色のハロに繋いだ端末には、もう、何度も繰り返し見たデータが流れている。
ハロを、相棒と呼んだ男の記録映像。
それを見るのは、初めは苦しくて溜まらなかった。
けれど、徐々に、あの人が何を思い、戦っていたのか、あの人が何のために生きていたのか、じんわり、心が理解できてきて。
それでも、見る度に涙をこぼさずにいられない。
『ティエリア、ティエリア』
いつしか映像は全て流れ終えて、甲高い機械音の声が自分の名を繰り返していた。
心配の声を――機械の声に感情など無いと以前の自分ならば言い切ってしまっただろうに――上げるハロを、安心させるように優しく撫ぜる。
あの人が最後にしたのと同じ仕草で。
あの人を、想いながら。
頬を流れる涙は、今は拭う手は無いから、流れるままに。
けれど、それでいいのだ。
それが心に溜まる悲しみを、少しずつ溶かしてくれるのだと。
そんな涙があるのだと、今の私は知っている。
これからも、私は何度も泣くのだろう。
迷い、嘆き、悲しみ。
それでも、私は戦う。
誰かの望む何かのためでなく。
私の望む世界のために。
泣きながら、笑いながら、生きていく。
それが、人として、生きるということなのだから。
それは、貴方が教えてくれたこと。
(ティエが二期でここまで強くなれているかはまだ分からないけれど書いちゃいました)