だらだら日記
基本的に結構カオスなつれづれ日記。同人耐性のない方はご遠慮ください。
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簡単に
クライマックスを前に、ちょっとマイスターズについて考えてみた。
本編とか雑誌とかの情報を適当に織り交ぜつつ私見を、ちょっと、簡単に語ってみる。
自分の中の今の所のマイスターズ観なので、また後で変わるかもしれません。
・刹那
刹那は、「こうありたい自分」にこだわる子だなと思った。まあ、ぶっちゃけ「俺はガンダムになる」「俺がガンダムだ」。
今の自分を振り返ることなく、ひたすらにその夢に向かって進んで行く子だな、と思いました。
「なりたい」ではなく「なる」「~だ」と言い切る真っ直ぐさが若さでもありかっこいいところでもある。
・アレルヤ
アレルヤは、「今の自分」にこだわって、悩む人だなと思った。
自分としてはこの人、何でも器用にこなせるけれど人間関係においてだけはちょっと不器用な人だと思っている。自分は普通の育ちをしていないから、とか思って、そしてそんな自分にコンプレックスがあるから、だからこそ周りの人と上手くコミュニケーションしようと頑張っている(けれど時々上手くいかない)人。
そしてもう一つ、当然「ハレルヤ」についても悩んでいる。
本当に自分の本質なのか、自分の厭う残虐性が、と。
けれど私は、結局はハレルヤはアレルヤの一部だと思うのです。おそらく人革の実験の中で発現した、アレルヤが認めたくない自分の一部。自分で認めるのがいやな部分。それを別人格として、ハレルヤと名をつけて自分とは違う、ということにしている。名づけ、って個を他と区別するって意味合いがある気がする。
(あとはそうして出来たもう一つの人格の存在に孤独な少年期を支えられた、という所もあると思う。だからこそ、アレルヤはハレルヤによく語りかける。失いえない。保護人格、防御人格としての役割もある)
でも、それを受け入れることが、大人になること、と言えるのかもしれない。
自分の認めるのがいやな部分も、自分として受け入れることが。
だから、自然にアレルヤとハレルヤは統合されるべき……なのだろうな、とは思っているのです。アレルヤは、自分の中のハレルヤを自分として受け入れるべきだと。
結局は、ハレルヤもアレルヤだから、と。
……ただ、これは私なりの解釈なので、この後本編でそれは違うよーってなことが出てきたら撤回しますが。
二重人格については、語るのは難しいです。
とりあえず、アレルヤは今の自分、ひいてはそれを形作ってきた過去、にこだわって、未来を見ない感じがするな、と思った。刹那と対照的。だからこそ、滅びの道を受け入れるかのようなことを言っちゃったりするのかな、と。
・ティエリア
ティエリアは、「あるべき自分」にこだわる人だなと思った。
ティエには「こうあるべき」、つまりガンダムマイスターに相応しい自分しか自分ではなかった。相応しくない部分などあってはならない、完璧に、あるべき姿でなければならないと思っていた。そしてそれを周囲にも求めていた。マージンがない、とどこかで(NTか)書かれていた。
だからこそ、「こうあるべき」に相応しくない行動を取った時に激しく動揺する。「こうあるべき」が揺らぐと激情を見せる。
けれど、そのティエリアの存在の「こうあるべき」のそもそもの根本にあったヴェーダの存在が揺らいだ時、そのこだわりも瓦解した。
どこかの雑誌で「ティエリアがヴェーダに必要とされなくなった」というような記述を見ました。
それが的違いな表記でなければ、ティエリアがヴェーダを必要とする、ではなく、その逆もあった、ということ。
……ティエリアは、ヴェーダの手足のようになって、世の中を見たり、CBを見たりする役目を持った存在だったのかな、その為の存在だったのかな、それが存在意義だったのかな、とか思った。
ガンダムマイスターとして、ヴェーダの代わりに世界を見て、ヴェーダの意思を体現するのが役割だった。
だから、ヴェーダが揺らぐと、その存在意義自体が揺らいでしまう。
けれど、本編では、その代わりに「人間」の存在が、「仲間」の存在がティエリアを支えるような、そんな感じになっている気がします。
・ロックオン
ロックオンは他三人とは違って、「自分」についてそう深くこだわってはいなそうだ。そういうこだわり、葛藤を越えて来たり通らなかったりして、とにかく清濁併せて自分はこういうものだと割り切れていそう。年齢的にも。
勿論、それでも悩まないなんてことはないけれど、本当にバランスが取れているかは分からないけれど、周囲との関係の中でのバランスの取り方は一番分かっていそう。自分と他者の距離の取り方とかも。
他三人が自分だけで結構いっぱいいっぱいなのに対して、ロックオンはちゃんと周囲を見ることが出来る。他者を見ることが出来る。スナイパーとしての特質でもあるか。
だから、本来の性格はともかく、いっぱいいっぱいな年少者の多いCBでは兄貴分として振舞うことになっている。苦労性。
そんな感じなのかなーと思います。