だらだら日記
基本的に結構カオスなつれづれ日記。同人耐性のない方はご遠慮ください。
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スパーク感想(番外)
イナイレ3スパーク感想番外編。というか、考察。
自分の覚書程度に。
3での鬼道関連の事柄について、現時点での自分内整理です。
3までのネタバレ全開です。1や2(アニメ一期や二期)の要素も大いに含みます。
何ていうか、鬼道贔屓の自覚は十二分にあります。
ちょっとずつ手を加えています(最終訂正:7/12)
ひとまず、1はアニメ、2はゲーム、3はゲームと途中からアニメ、で情報を得ています。
なのでそこら辺からのネタバレいっぱいです。
鬼道と影山中心なので、他のキャラについてはあんまり触れていません。
あと、鬼道贔屓の自覚は十二分にあるので、鬼道には甘いかもしれません。
ただ、影山贔屓では、ないです。
【これまでの鬼道さん関係・自分なりのあらすじ(鬼道中心)】
幼い頃に両親を事故で亡くした有人は、妹と共に施設で暮らすことになる。
そこで父とのたった一つの絆であるサッカーをしていたところ、その才能を影山総帥に見出されて、6歳で鬼道財閥の養子になり、影山の下でサッカーの英才教育を受ける。
(以降、中学二年で別離するまで約8年間本当に総帥のことを信頼してたんだろうなと思います)
(義父との関係は、影山さんに任せきりだったみたいな台詞があったので、悪い関係ではないけれどやっぱり忙しいから構ってあげられなかった、感じ……? ある程度の距離はあるけれどお互い嫌ってはいない、不器用な関係?かな?)
中学時代3年間FF全国大会で優勝し続けたら妹を引き取れるという約束(後に妹にそんな必要ないと言われましたが)を義父と交わし、FFで40年間無敗の帝国学園で(やっぱり影山の下で)天才ゲームメーカーとしてサッカーの技術を磨いていく。
しかし、中学2年の時、雷門中(もっとピンポイントで言えば円堂)と運命の出会いを果たす。
弱小だった雷門が力をつけ始め、FF地区大会決勝まで勝ち残ってきたとき、帝国を勝たせるために影山が裏で行っていた悪事を知り、決別を決意。
その後、悪事が暴かれた影山は警察に連れて行かれるが、すぐに釈放され、今度は帝国ではなく世宇子中を率いてFF全国大会に現れ、一回戦で帝国は完敗する。
その雪辱を果たすため、鬼道は雷門に転入し、FF決勝にて世宇子と対戦、仲間達の力もあって勝利する。
影山、いよいよ逮捕。1終了。
2では何か影山は脱獄して、今度は真・帝国学園とか作っちゃって、またしても鬼道達の前に現れる。
しかし、真・帝国は敗北。
本拠地としていた潜水艦と共に沈んでいく。
最後に影山は鬼道に「私の手がけた最高作品はお前だ」と告げる。
3では、何か影山が生きていて、何か金髪で、ミスターKと名乗ってイタリアチームの新監督になっていて、しかもやっぱり変なプログラムを使って自分のチーム作ってて、そこのキャプテンが鬼道そっくりだったりして、でも自分のチームが負けるとあっさりと出来損ない扱いする。相変わらずひどい。
しかしその後、日本対イタリア戦で、ミスターKの本質に気付いたイタリアチームのフィディオが自分の父と同じプレイをし、それを見た影山、感じるものがあったらしい。
(そもそも、サッカー選手だった父の悲劇のせいでサッカーへの恨みを抱くようになっていた)
また、フィディオの知り合いである盲目の少女ルシェへ、目の手術のための送金をしていたことが発覚。ルシェは目が見えるようになり、ミスターKに感謝している。
(影山の悪事のためにルシェは怪我をしたため、その罪滅ぼし?)
そこら辺の諸々から、影山、改心(?)し、鬼道とも和解。
(やっぱり信じていたかった相手だからこそ、すんなり和解したのかと)
実は、40年前から影山を操っていた黒幕がいたらしく、その名前を告げると共に、警察に捕まる。
そして、護送中、事故(本当に事故かは不明)(イナイレで事故というと黒幕の仕業の可能性が高い)(というかこれまで出てきた事故では結構影山が黒幕だった)に遭い、死亡。
それを知った鬼道は泣き崩れる……。
以上、簡単あらすじのつもりが予想外に長くなったあらすじでした。濃すぎる。
記憶頼りなので間違っていたらすみません。
まあ、改めて書いてみて、色々とツッコミどころはあるんですよね……。
まず、アニメを見てちょっとひっかかったのが、8年間影山の下でサッカーしてきた鬼道が、1の途中で何で急に影山に翻意を示したのか、でした。
そもそも鬼道自身、サッカーの試合で負けた対戦中学校破壊したり、格下だった雷門中をなぶったり、スパイとか普通に送り込んでいたり、結構あくどい感じのことはしていたので、影山流のやり方に慣れていたんだと思っていたんですが、雷門中のバスを事故に遭わせようとしたのには反発した。
人命がかかってくることなので、反発心を覚えるのは当然なのですが、逆に言えばそれまで影山はそこまで汚い真似を鬼道に見えるところではやってなかったってことで。
おそらく影山も、雷門と因縁があるからこそ、いつもより躍起になったところがあったんじゃないかなとも思います。
(ここは勝手な推測ですが、1の開始時の部員も足りない廃部寸前の雷門に既にスパイの冬海を送り込んでいたんですよね。
もしかしたら雷門が弱小なのも、そうやってスパイの手を通して弱小で「いさせた」部分があったりするかもしれない。
でも、雷門サッカー部を潰すところまでいかなかったのは、そうして恨む相手である雷門サッカー部が完全にはなくならず、しかし弱小であり続けるという状態に歪んだ愉悦を抱いていたのかもしれないと思いました。
まあ、もしかしたら雷門の理事長がサッカー好きだからこそサッカー部は弱小でも存在し続けていたっていう推測もありますが、そうしたらアニメ初期に夏未が負けたら廃部言っていたのとちょっと筋が通らないかな?)
まあ、後に妹に「正義感が強い」って言われているので、鬼道には元々そういう部分はあったんだろうな、と思うし、そういう人は好きなのですが、それを思うと前述中学校壊したり~の部分が納得いかない。
もしかしたら、帝国に入って影山の下でそういうことをしながら、心の中ではこういうのは何か違うんじゃないか、と思う部分があって、それが雷門の一件で噴出した可能性もあるかな。
でもあの子帝王学学んでいるしなあ……王者として何を許せて何を許せないのか、どこまでが鬼道の許容範囲かは、まだよく分かりません。
まあぶっちゃけ、校舎壊すのはいいのか?っていうのがずっと引っかかっているだけです。
あと、1のあの部分でいきなり二人の関係が悪化するっていう唐突さがちょっと引っかかっているのかな。
まあ他にも、3で出てくるまで影山に何があった!? とか、フィディオ鋭すぎる! とか、そもそも鬼道のマントと幼い頃から変わらぬドレッドヘアには何の意味が!? とか、他にも色々あるのですが、ちょっと今の部分書いていたらすっぽ抜けました。あとで付け加えるかもしれません。
【影山と鬼道】
前提として、私は影山が好きという訳ではありません。
ただ、鬼道は影山を好きでした。と思います。
好きだった、ちゃんとした言葉を使えば尊敬していた、信頼していた、おそらく鬼道家に引き取られてからの8年間、一番近くにいた大人だと思います。
多分、家族のようなもの。
しかし、そんな相手に、鬼道は裏切られました。
自分達の勝利の裏で影山が悪事を働いていたことを知り、サッカーを愛する正義感の強い少年としてそれを許せなかった。
更に、自分達が負けたら、その代わりのように別の中学を率いて出てきた。しかも、二回も。いや、デモーニオの件含めて三回か。
自分を捨てた、自分達を捨てた。仲間が傷付けられた。これまでの自分達のサッカーを裏切られた。
そして、信じていた人は悪事に手を染めていた。
けれど自分もその人の下にいた。その人に育てられた。
それが絡み合って、憎しみに辿り着いた。他にも様々絡み合った複雑な憎しみ。
3では本当に影山にとらわれ続けていて(3の監督をはじめ信用できなかったように感じたのですが、それも影山の影響とかちょっとうがって考えたり)、呪縛とまで言って、自分自身で囚われているところもあるんじゃないかと思います。
本当に好きだった。
だからこそ、その反動の憎しみは、執着は、深い。
だからこそ。
イタリア戦で、影山が改心し(?)、自分を再び認めてくれて、和解できた、そのことは本当に複雑な感じだけれど、気持ちとしては嬉しかったんだろうなと、思います。
悪人だろうと、家族のような存在です。
生きて、罪を償ってくれればと。思ったんじゃないかと。
だからこそ。
その直後、事故死と知らされて、突き落とされたのだと思います。
イナイレは密かに重い過去を背負うキャラが多くて、近しい人の死を経験したキャラは結構いますが、ゲーム内のリアルタイムではっきりと亡くなったのは影山だけ……じゃないかな(違っていたらすみません)
だからこそ、ずしん、と来て私は落ち込んだような気がします。
影山は確かに悪人でした。黒幕に操られていたかもしれない、としても悪事に手を染めていたし、人を人とも思わない態度だし、過去に色々あったとしてもだからと言って許されることでは決してない。
けれどどんな悪人でも、死んでいいなんてことはない……そういう作品だと思っていたので……だからこそ意味を持ってくるのかもしれないのですが、何と言うかうまく言えないのですが。
重かったです。
鬼道に対して重すぎるんじゃないかと思いました。何を伝えたかったんだろうかと。
ただ、2の終わり方で、あのまま影山が死んでいた場合、鬼道は影山への憎しみを抱えて、生きていく内に少しずつ薄らいでいって、けれど心のどこかに突き刺さったままだったんじゃないかと思います。
けれど3では、その憎しみが薄らいで終わりました。その代わりに喪失への深い悲しみを得て。
けれどそれも、生きていく内に薄らいでいき、複雑な、切ない痛みを残すけれど、深い憎悪のような暗いものは残らない……んじゃないかというのは本当の推測でしかないのですが、そういう意味で3の和解エピソードがあったんだったらいいなと思います。
3で影山の死を知った後、鬼道は落ち込みますが、その後仲間達の存在に支えられてそれを乗り越えていったんだろうなと。思いました。
円堂や、佐久間や。源田や、もしかしたら不動や、これまでサッカーを通じてきた仲間達、みんな。
仲間達にマジで感謝。本当にそうだと思います。
鬼道は大切な人を失った。
けれどそれを支える仲間達がいる。
長々書いて来たけれど、結局はそういうことかもしれません。
以上、まとまりのない、穴だらけの考察でした。
まあ、ゲームのエピソード自体色々唐突だったり穴だらけなので、勝手に補完してみようととりあえず自分の中でくすぶっていたものを吐き出してみた感じです。
まだまだぐるぐるし続けます!
なのでそこら辺からのネタバレいっぱいです。
鬼道と影山中心なので、他のキャラについてはあんまり触れていません。
あと、鬼道贔屓の自覚は十二分にあるので、鬼道には甘いかもしれません。
ただ、影山贔屓では、ないです。
【これまでの鬼道さん関係・自分なりのあらすじ(鬼道中心)】
幼い頃に両親を事故で亡くした有人は、妹と共に施設で暮らすことになる。
そこで父とのたった一つの絆であるサッカーをしていたところ、その才能を影山総帥に見出されて、6歳で鬼道財閥の養子になり、影山の下でサッカーの英才教育を受ける。
(以降、中学二年で別離するまで約8年間本当に総帥のことを信頼してたんだろうなと思います)
(義父との関係は、影山さんに任せきりだったみたいな台詞があったので、悪い関係ではないけれどやっぱり忙しいから構ってあげられなかった、感じ……? ある程度の距離はあるけれどお互い嫌ってはいない、不器用な関係?かな?)
中学時代3年間FF全国大会で優勝し続けたら妹を引き取れるという約束(後に妹にそんな必要ないと言われましたが)を義父と交わし、FFで40年間無敗の帝国学園で(やっぱり影山の下で)天才ゲームメーカーとしてサッカーの技術を磨いていく。
しかし、中学2年の時、雷門中(もっとピンポイントで言えば円堂)と運命の出会いを果たす。
弱小だった雷門が力をつけ始め、FF地区大会決勝まで勝ち残ってきたとき、帝国を勝たせるために影山が裏で行っていた悪事を知り、決別を決意。
その後、悪事が暴かれた影山は警察に連れて行かれるが、すぐに釈放され、今度は帝国ではなく世宇子中を率いてFF全国大会に現れ、一回戦で帝国は完敗する。
その雪辱を果たすため、鬼道は雷門に転入し、FF決勝にて世宇子と対戦、仲間達の力もあって勝利する。
影山、いよいよ逮捕。1終了。
2では何か影山は脱獄して、今度は真・帝国学園とか作っちゃって、またしても鬼道達の前に現れる。
しかし、真・帝国は敗北。
本拠地としていた潜水艦と共に沈んでいく。
最後に影山は鬼道に「私の手がけた最高作品はお前だ」と告げる。
3では、何か影山が生きていて、何か金髪で、ミスターKと名乗ってイタリアチームの新監督になっていて、しかもやっぱり変なプログラムを使って自分のチーム作ってて、そこのキャプテンが鬼道そっくりだったりして、でも自分のチームが負けるとあっさりと出来損ない扱いする。相変わらずひどい。
しかしその後、日本対イタリア戦で、ミスターKの本質に気付いたイタリアチームのフィディオが自分の父と同じプレイをし、それを見た影山、感じるものがあったらしい。
(そもそも、サッカー選手だった父の悲劇のせいでサッカーへの恨みを抱くようになっていた)
また、フィディオの知り合いである盲目の少女ルシェへ、目の手術のための送金をしていたことが発覚。ルシェは目が見えるようになり、ミスターKに感謝している。
(影山の悪事のためにルシェは怪我をしたため、その罪滅ぼし?)
そこら辺の諸々から、影山、改心(?)し、鬼道とも和解。
(やっぱり信じていたかった相手だからこそ、すんなり和解したのかと)
実は、40年前から影山を操っていた黒幕がいたらしく、その名前を告げると共に、警察に捕まる。
そして、護送中、事故(本当に事故かは不明)(イナイレで事故というと黒幕の仕業の可能性が高い)(というかこれまで出てきた事故では結構影山が黒幕だった)に遭い、死亡。
それを知った鬼道は泣き崩れる……。
以上、簡単あらすじのつもりが予想外に長くなったあらすじでした。濃すぎる。
記憶頼りなので間違っていたらすみません。
まあ、改めて書いてみて、色々とツッコミどころはあるんですよね……。
まず、アニメを見てちょっとひっかかったのが、8年間影山の下でサッカーしてきた鬼道が、1の途中で何で急に影山に翻意を示したのか、でした。
そもそも鬼道自身、サッカーの試合で負けた対戦中学校破壊したり、格下だった雷門中をなぶったり、スパイとか普通に送り込んでいたり、結構あくどい感じのことはしていたので、影山流のやり方に慣れていたんだと思っていたんですが、雷門中のバスを事故に遭わせようとしたのには反発した。
人命がかかってくることなので、反発心を覚えるのは当然なのですが、逆に言えばそれまで影山はそこまで汚い真似を鬼道に見えるところではやってなかったってことで。
おそらく影山も、雷門と因縁があるからこそ、いつもより躍起になったところがあったんじゃないかなとも思います。
(ここは勝手な推測ですが、1の開始時の部員も足りない廃部寸前の雷門に既にスパイの冬海を送り込んでいたんですよね。
もしかしたら雷門が弱小なのも、そうやってスパイの手を通して弱小で「いさせた」部分があったりするかもしれない。
でも、雷門サッカー部を潰すところまでいかなかったのは、そうして恨む相手である雷門サッカー部が完全にはなくならず、しかし弱小であり続けるという状態に歪んだ愉悦を抱いていたのかもしれないと思いました。
まあ、もしかしたら雷門の理事長がサッカー好きだからこそサッカー部は弱小でも存在し続けていたっていう推測もありますが、そうしたらアニメ初期に夏未が負けたら廃部言っていたのとちょっと筋が通らないかな?)
まあ、後に妹に「正義感が強い」って言われているので、鬼道には元々そういう部分はあったんだろうな、と思うし、そういう人は好きなのですが、それを思うと前述中学校壊したり~の部分が納得いかない。
もしかしたら、帝国に入って影山の下でそういうことをしながら、心の中ではこういうのは何か違うんじゃないか、と思う部分があって、それが雷門の一件で噴出した可能性もあるかな。
でもあの子帝王学学んでいるしなあ……王者として何を許せて何を許せないのか、どこまでが鬼道の許容範囲かは、まだよく分かりません。
まあぶっちゃけ、校舎壊すのはいいのか?っていうのがずっと引っかかっているだけです。
あと、1のあの部分でいきなり二人の関係が悪化するっていう唐突さがちょっと引っかかっているのかな。
まあ他にも、3で出てくるまで影山に何があった!? とか、フィディオ鋭すぎる! とか、そもそも鬼道のマントと幼い頃から変わらぬドレッドヘアには何の意味が!? とか、他にも色々あるのですが、ちょっと今の部分書いていたらすっぽ抜けました。あとで付け加えるかもしれません。
【影山と鬼道】
前提として、私は影山が好きという訳ではありません。
ただ、鬼道は影山を好きでした。と思います。
好きだった、ちゃんとした言葉を使えば尊敬していた、信頼していた、おそらく鬼道家に引き取られてからの8年間、一番近くにいた大人だと思います。
多分、家族のようなもの。
しかし、そんな相手に、鬼道は裏切られました。
自分達の勝利の裏で影山が悪事を働いていたことを知り、サッカーを愛する正義感の強い少年としてそれを許せなかった。
更に、自分達が負けたら、その代わりのように別の中学を率いて出てきた。しかも、二回も。いや、デモーニオの件含めて三回か。
自分を捨てた、自分達を捨てた。仲間が傷付けられた。これまでの自分達のサッカーを裏切られた。
そして、信じていた人は悪事に手を染めていた。
けれど自分もその人の下にいた。その人に育てられた。
それが絡み合って、憎しみに辿り着いた。他にも様々絡み合った複雑な憎しみ。
3では本当に影山にとらわれ続けていて(3の監督をはじめ信用できなかったように感じたのですが、それも影山の影響とかちょっとうがって考えたり)、呪縛とまで言って、自分自身で囚われているところもあるんじゃないかと思います。
本当に好きだった。
だからこそ、その反動の憎しみは、執着は、深い。
だからこそ。
イタリア戦で、影山が改心し(?)、自分を再び認めてくれて、和解できた、そのことは本当に複雑な感じだけれど、気持ちとしては嬉しかったんだろうなと、思います。
悪人だろうと、家族のような存在です。
生きて、罪を償ってくれればと。思ったんじゃないかと。
だからこそ。
その直後、事故死と知らされて、突き落とされたのだと思います。
イナイレは密かに重い過去を背負うキャラが多くて、近しい人の死を経験したキャラは結構いますが、ゲーム内のリアルタイムではっきりと亡くなったのは影山だけ……じゃないかな(違っていたらすみません)
だからこそ、ずしん、と来て私は落ち込んだような気がします。
影山は確かに悪人でした。黒幕に操られていたかもしれない、としても悪事に手を染めていたし、人を人とも思わない態度だし、過去に色々あったとしてもだからと言って許されることでは決してない。
けれどどんな悪人でも、死んでいいなんてことはない……そういう作品だと思っていたので……だからこそ意味を持ってくるのかもしれないのですが、何と言うかうまく言えないのですが。
重かったです。
鬼道に対して重すぎるんじゃないかと思いました。何を伝えたかったんだろうかと。
ただ、2の終わり方で、あのまま影山が死んでいた場合、鬼道は影山への憎しみを抱えて、生きていく内に少しずつ薄らいでいって、けれど心のどこかに突き刺さったままだったんじゃないかと思います。
けれど3では、その憎しみが薄らいで終わりました。その代わりに喪失への深い悲しみを得て。
けれどそれも、生きていく内に薄らいでいき、複雑な、切ない痛みを残すけれど、深い憎悪のような暗いものは残らない……んじゃないかというのは本当の推測でしかないのですが、そういう意味で3の和解エピソードがあったんだったらいいなと思います。
3で影山の死を知った後、鬼道は落ち込みますが、その後仲間達の存在に支えられてそれを乗り越えていったんだろうなと。思いました。
円堂や、佐久間や。源田や、もしかしたら不動や、これまでサッカーを通じてきた仲間達、みんな。
仲間達にマジで感謝。本当にそうだと思います。
鬼道は大切な人を失った。
けれどそれを支える仲間達がいる。
長々書いて来たけれど、結局はそういうことかもしれません。
以上、まとまりのない、穴だらけの考察でした。
まあ、ゲームのエピソード自体色々唐突だったり穴だらけなので、勝手に補完してみようととりあえず自分の中でくすぶっていたものを吐き出してみた感じです。
まだまだぐるぐるし続けます!
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