三つの視点からのゲーム

昨夜から今日にかけて、9月発売日に買ってちょっとプレイした後放置してしまっていたPSP版DRRR!!ゲームをプレイしていました。
で、全クリしました。発売から二ヶ月過ぎてるよ！
とりあえず、ちょっとプレイ所感をば書き残しておきます。

本当に、ファンのためのキャラゲーって感じでした。予想はしていたんですが、予想以上にシナリオは「うーん……」って感じだったので、キャラゲーと認識しています。お値段的にも、同等の長さのシナリオがあと2本位入っていてもよかったと思う。で、1本のシナリオのプレイ時間はもっと短くてよかったと思う。

イベントで挿入されるキャラの台詞はフルボイスだったし、ところどころ原作からとってきた台詞とかがお約束って感じで入っていたので、アニメのDRRR!!の感じは色々と窺えたかな？　豪華声優陣の声がいっぱい聞けて、そこは嬉しいところかもしれません。
……私、そんなに気が長くないので、ボイスは結構飛ばしちゃっていたんですけど！
話がどうなるのかとかの方が気になるので……。

主人公はオリジナルキャラですが、無言主人公だったので物足りなく……選択肢とか周りの反応でこんな性格～みたいなのが分かっていくんですけど、ちょっと都合のよいキャラになっちゃっていたかな、と。
同じくオリジナルキャラだったヒロインも、もっと個性が強くてもよかったかな、と思います。他のキャラに埋もれちゃう感じだったので。
シナリオが、おかしな言い方ですが、大人の世界が絡んだ現実的なものだったので、それで大人しめの印象もあるのかもしれません。

メインには絡まないでも九瑠璃と舞流とか、美香＆誠二（＆波江）とかもそこかしこに姿があったり。
法螺田さんが活躍していたり（笑）
そういう楽しみはちょこちょこありました。
臨也は臨也だったし、静雄さんも静雄さんだった。
あと、セルティ超可愛かった！
遊馬崎＆狩沢のはじけっぷりが、これっていいのかレベルで楽しかった！

一応、原作に基づいてダラーズ・黄巾賊・罪歌の三つのルートに途中から分岐していくのですが、分岐後は一本道になってしまって、できることが限定されてしまうのもちょっと物足りなく。
一つの事件を三つそれぞれの立場から、ということでしたが、最後の部分は全部同じだったし。
攻略、って観点から見ると、かなり易しい部類のADVだったと思います。

プレイ時間は多分合計で10時間ちょっとかなーと思うんですが、周回プレイの運命か、既出の台詞はスキップボタンを押して、早く流れないかな～と本読んだり別のことしたりもしていました。
スキップボタン押しても、一瞬で流れてくれないんです……うちのPSPが古いのもあってか、読み込みも遅いのでちょっとストレスありました。
あとは、操作性では、マップ移動時に十字ボタンで移動できないのがちょっとしたストレス。
あ、でもセーブ・ロードは早いです。
あと、情報収集をして話を進めていくのですが、集める情報がしょぼいこともあって、何だかなーと思い続けていました。

とりあえず、DRRR!!好き！って人向けのゲームだと思いました。まる。
攻略後に聞けるキャストさんのフリートークとかは面白かったよー。